柔道整復師の施術法

柔道整復術における施術は、施術者自身の「手」で行うものがほとんどです。薬を処方したり、麻酔を打ったり、メスを使って手術をするようなことはありません。

柔道整復術の方法は、「整復法」「固定法」「後療法」の3つに分類されます。ケガの種類や時期によって、どの施術が最適であるかは異なります。
それぞれの方法を、具体的な症例をもとに説明します。

骨折

骨折

骨折とは、漢字のとおり骨が折れた状態を言います。
ヒビが入っただけの状態(骨の位置がずれていない状態)でも骨折です。小児の骨折ではヒビも入らずに軽く曲がるだけのこともあります。

ひとことで骨折と言っても、折れ方はたくさんあります。更にひとつひとつ、治療法は異なります。

整復法

整復法

骨折に対しては、まず「整復」を用います。
整復というのは、骨が折れて本来あるべき位置からずれてしまった部分を元へ戻す行為のことです。脱臼にも、この方法を使います。

骨が折れると、転んだ際の外力や、骨に付いている筋肉などに引っ張られたりして、位置がずれてしまいます。写真のように、折れた部分の両側を手で持ち、ずれて重なってしまった骨を皮膚の上から引っ張ったり曲げたりして、元の位置に近くなるように戻す、これが整復です。

このとき、折れた骨の近くにある神経や血管を傷つけたり挟んだりしていないか、耐えられる程度の痛みなのかを確認するために、常に患者さんの表情や顔色、指のシビレなどに注意して行います。

医師がいないときなどの応急処置では、レントゲン画像がありません。そのため、どのような折れ方をしているのか、ケガをしたときの状況を患者さんからよく聞いたり外観をよく観察したりして、柔道整復師がその折れ方を正確にイメージすることが求められます。

骨折・脱臼の治療は、医師の同意がなければ応急処置の後に継続して治療することが認められていないので、必ず医師に紹介し診断をしてもらいます。
多くの骨折は整復してもそのまま放っておくとまたずれてしまうため、医師の同意が得られた場合はギプスなどの「固定法」をして数週間過ごし、「後療法」へと移ります。

捻挫

捻挫

捻挫は関節が過度に捻られたために軟部組織(靱帯や関節包など)が損傷してしまった状態のことです。スポーツなどでよく起こります。

たとえば足首の捻挫では、足首の関節をつくっている骨と骨をつなぐ「靱帯」というものが、足を捻った際に伸ばされたりちぎれたりして痛みや腫れなどの症状が現れます。痛みが強く、歩けなくなることもあります。

固定法

固定法

捻挫をはじめ、ケガをしたときはすぐに安静、冷却、圧迫、挙上を行います。

安静:損傷部位の腫脹(はれ)や血管・神経の損傷を防ぐことが目的です。ギプスやテーピングによる「固定法」を行うことにより、余計なぐらつきなどを防ぐことができます。ギプスには石膏タイプやプラスチック製のものがありますが、どちらも患者さんの手や足の形に合うよう、包帯のように巻いて作ります。

冷却:ケガをした部分の腫れや細胞壊死を抑えることが目的です。ビニール袋やアイスバッグに氷を入れて、患部を冷却します。15~20分冷却したらはずし、痛みが出てきたら冷やす、これを1~3日続けます。

圧迫:ケガをした部分の内出血や腫れを防ぐことが目的です。スポンジやテーピングパッドを腫れが予想される部位にあて、テーピングや弾性包帯で軽く圧迫しながら固定します。

挙上:腫れの予防とが目的です。ケガをした部分を、心臓より高く挙げるようにします。

骨折や捻挫のリハビリテーション

骨折や捻挫をして関節を長い間固定しておくと、脳がからだの動かし方を忘れてしまったり、筋力が極端に衰えたりします。

たった2週間の固定でも、ギプスを外したばかりでは自分で動かすことがほとんどできなくなります。ケガをした部分を治すためには動かさないことが重要なのですが、その代わりにこのような現象が起きてしまうのです。

しかし、適切な時期にリハビリを始めればこれらの症状は次第に改善していくことが多いと言われています。

後療法

後療法

物理療法や運動療法などを用いた施術で、本来の機能へ回復するお手伝いをします。これらの施術は「後療法」と呼ばれています。

物理療法:電気や光、温熱、冷却、超音波、水などの物理的エネルギーを使って血管、リンパ管、筋肉・靱帯・骨などの細胞の働きを促す治療法です。

運動療法:痛みや固定法による安静目的で身体を動かさない時間が長くなると、身体が動かし方を忘れてしまったり、動かすために必要な分の筋力が落ちて、今までのように動かすことができなくなります。
運動療法は、患者さんにリラックスしてもらったままセラピストが手足を動かしたりして、患者さんが上手に力を発揮できるようなお手伝いをします。
また、筋力を増やすトレーニングを行ったり、複雑な動きにも対応できるような訓練も行います。

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