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第31回コミセミレポート

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皆さん、こんにちは。コミセミ委員の片桐です。

さて今回のコミセミは東海大学武道学科教授、全柔連医科学委員の宮崎誠司先生をお招きして

「物理療法(その知識、使い方で大丈夫?)」をテーマにご教授いただきました。

 

 

 

 

まずは学長より宮崎先生の紹介から始まりました。

宮崎先生は整形外科医で、全柔連のチームドクターとして12年間ご活躍されていました。

先生の臨床、チームでご経験された貴重で幅広いお話が聞けるということで、楽しみにしていました。

まず基本的な理学療法の定義からお話いただきました。

 

そして宮崎先生が、なぜ物理療法に興味を持ったのか?

シドニーオリンピックの前に選手が怪我をした時になんとかしないといけないと、

模索していたところ物理療法がいいのではないかという思いから、興味が沸いてきたようです。

 

 

先生の選手に対する熱意が伝わってきます。

今日は、どのように物理療法を選択していくか学びたいと思います。

 

・物理療法に期待されること

・回復過程や疼痛に対する加温効果

・急性期(慢性期も)における鎮痛効果

・細胞の活性化による治癒促進(組織の修復)

 

 

ポイント

・効果的に行うために症状や病態に合わせた治療の選択をする

・それぞれの器機の性質を知る

・答えは一つではない

・引き出しはたくさん持っておく

 

以上のポイントを押さえて、物理療法の歴史

と進んでいきました。

・日本古来の物理療法は温泉治療

・電気治療は古代にさかのぼる

 

物理療法を使ってはいるものの、ルーツは知らなかったので、勉強になります。

 

 

次は外傷障害に対して

冷やすか?暖めるか?

慢性期でも冷やした方がいい?

 

・どうやって使い分けるかは病態をしっかり把握して使い分けることが重要!

 

・生体反応として元の状態に戻そうとする性質が生物にはある。これを理解することが重要!

 

以上を理解、把握した上で器機を選択していくと治療効果、

患者さんの満足度も上がると思います。

 

 

次に

・炎症、止血機序

・末梢における痛みの受容

・痛みの多面的モデルと生物、心理、社会的モデル

・疼痛の伝達回路、血管透過性、組織障害の自己認識

・創傷の治癒過程

とたくさんの重要事項をお話いただき、頭の中を整理して物理療法器機

それぞれの内容に進んでいきました。

 

・物理療法の組み立て、治療方針

・ホットパック

・渦流浴

・極超短波

・超音波

・干渉波

・微弱電流

と効率よく物理療法を行う方法、そして、体外衝撃波療法についても説明いただきました。

 

また痛みのメカニズムを細く、伝導路、反射、記憶、神経の種類別対応周波数、

末梢神経分類、鎮痛に対する電流療法の効果と休憩なくあっという間に110分が過ぎました!

 

 

 

会場からの質問(学生)

質問1

体を温めることによって一時的に疼痛の軽減がはかれて、それによる効果があると思うが、

冬の寒い日に体を温めその時、楽になっても、外に出たら体が冷やされてほとんど元に戻ってしまう。

そして実際の持続時間、到達深度にもよると思うが、どのくらいのものが見込めるのか?

 

→熱刺激自体はすぐ消失すると思うが、目的としては温めることによって、

膠原線維の架橋をとって使えるようにする。

拘縮があるような人にはいい状態を作ってあげて、

持続的に伸び縮みできる状態を作ってあげることが大事である。

痛い時だけの問題ではなく、痛みのない状態を作ってあげることで、

負のサイクルを断ち切るということが必要。

元の状態に戻るがベースのところが少しずつ改善されれば良いと思う。

 

 

質問2

ホットパックの到達深度が皮膚と皮膚の少し深部程度ということですが、

使用する意義がどこまであるのか教えていただきたい。

 

→局所を温めると筋肉中は非常に血流が多いため、熱が持って行かれやすい。

だから思ったよりも筋肉の温度は上がらない。

 

ホッカイロで実験をしたことがあるが、結果は交感神経の活動が下がって副交感神経が優位になって、血管が拡張したことがある。

筋肉の温度は直接上がらないが、交感神経活動が抑制される事によって、

温度は上がらないが、筋肉中の血流が増えるということが起こった。

温熱の直接的な作用ではなく、間接的な作用として腱が伸びやすくなる。

 

 

最後に岩間よしゑ校長より

楽しい講義でした!もともと物理が好きでした。

卒業生の皆さんも有意義な時間だったと思います。

 

 

 

米田實学長より

ずっとスポーツ選手に寄り添って、物理療法をしっかり活用されています。

皆さんも持ち帰る内容が多かったと思います。

物理療法の基礎、神経生理学、病態分析など非常に科学的なアプローチだと思います。

大変分かりやすく、有意義な時間でした。ありがとうございました。

 

 

多くの内容を110分で、そしてポイントを分かりやすく説明いただけ大変勉強になりました。

これまでの物理療法に対する意識も変わりました。

おそらく参加された皆さんも同じように思われたのではないでしょうか。

以前、物理療法を扱っている業者さんから聞いた話ですが、

「患者さんが多く来院する接骨院は物理療法器機を上手に使用している!」

と聞いたことを思い出しました。

病態生理からそれぞれの器機の特徴をしっかり把握して提供する!

基本的なことを忠実に行うということが患者さんをより良くゴールへ導くということではないでしょうか。

宮崎先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。

 

次回は平成30年6月10日(日)に濱辺満治先生(42A卒)より講演していただきます。

内容は「新しい野球の世界(仮)」についてお話いただく予定です。

詳しくは5月の案内で詳しくお知らせしますのでお待ちください。

 

それではまた6月にお会いしましょう。

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