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学生時代は野球に打ち込むものの、ケガで苦しんだ経験から、アスレチックトレーナーを志し、アメリカに留学した水野裕都さん。帰国後、さらに専門性を高めるため、米田柔整専門学校へ入学。長年の夢であり、目標であったプロ野球チームのコンディショニングスタッフとして活躍されています。トレーナーの世界で最高峰とも言えるプロ野球球団で仕事をされている水野さんに、現在までの学びやコンディショニングスタッフの仕事、柔道整復師であることのメリットについてお話を伺いました。

初めからプロ野球チームでの仕事を意識。
差別化を図るため単身アメリカ留学でアスレチックトレーナーへ。

10歳から野球を始め、プロを目指して駒沢大学野球部で活動していましたが、大学1年の冬には、ヒジや肩がもう限界だと思い、サポートする側にまわろうと決意していました。アスレチックトレーナーは、アスリートに特化した仕事です。私はずっと野球をしてきましたから、自分の経験がプラスになるし、自分もケガで辛い経験をしたので、「そういう人を減らしたい。ケガをした人を早く復帰させてあげられる仕事がしたい。」と思ったのです。最初から、プロ野球チームに関われる場所で働きたいと意識していました。競争率の高い職場ですので、差別化を図るため、大学卒業後はアメリカに渡りました。全然英語ができなかったので、最初は大変で、まず10ヶ月ほど語学学校で勉強し、フロリダ州マイアミにある、アスレチックトレーナーの資格が取れる大学に編入。それから大学院を修了し、メジャーリーガーやフットボールの選手も訪れるようなクリニックで1年ほど働きました。

骨折や脱臼の治療ができる柔道整復師に魅力。
「野球による起こりやすい外傷」は今でも役立つ。

アメリカの現場では、一人ひとりのアスリートに必要なトレーニングプランや復帰プランも立てていましたが、将来のことを考えるとやはり不安でした。日本で働くなら、まずは骨折や脱臼の治療ができるなど、さまざまなメリットがある柔道整復師の資格を取ろうと帰国。あと、死ぬまでに一度は日本のプロ野球界で仕事がしたいという想いが強くありました。

米田柔整を選んだのは、地元に近いこともありますが、歴史と伝統があり、何より国家試験の合格率がつねに100%に近かったからです。自分もここで頑張れば、柔道整復師の資格が取れるという希望になりました。勉強は厳しかったですが、それだけ身につくことも多く、米田病院やよねだクリニックで最新の医療現場について知ることもできました。アメリカでも一通りのことを勉強してきましたが、生理学や解剖学、運動学をはじめ、手技や物理療法など基礎的なことを改めて復習できて良かったです。一般的な外傷だけでなく、野球による起こりやすい外傷なども勉強できました。ピッチャーならでは、野手ならではと、掘り下げた外傷についても学べたので、今でも頭に残っているし、役立っています。

選手の強化やパフォーマンス向上のため、技術コーチや選手と連携。
大人数を動かす能力も必要。

知り合いに野球関係者が多かったので、球団のトレーナーになりたいという話はアメリカにいる頃から、多方面に相談していました。米田を卒業後、念願叶って「中日ドラゴンズ」のコンディショニングスタッフに就任。今は治療というよりは、選手の強化やパフォーマンスを向上させる仕事がメインです。1軍と2軍あわせて80人くらいの選手を6人のコンディショニングスタッフで見ています。限られた施設の中なので、時間や場所を選ばないといけないし、全体を動かす能力が必要です。私は、主に2軍の野手20人前後を任されており、上司に相談したり、選手からフィードバックをもらいながら、トレーニングメニューに活かしています。全体共通メニューだけでは内容が薄くなるので、技術コーチと連携を取り、そこを強化する選手個別のメニューも作成します。選手のコンディションをしっかり把握してケガの予防に努め、普段の何気ない仕草や表情なども観察するのも仕事のうち。ケガを隠す選手も多いので、コミュニケーションの充実をはかるように心掛けています。特に気をつけているのは、話を聞くこと。みなさんプロですから、自分の考えを持っている人が多く、こちらの意見を一方的には押しつけないようにしています。

柔道整復師の資格を持ったコンディショニングスタッフとして貴重な存在に。
目標だった世界にいる今、楽しい気持ちが大きい。

試合がある日は、朝7時くらいには球場入りし、その日選手に提供するトレーニングメニューを確認します。9時くらいから本格的な練習が始まり、2軍の試合はデーゲームで昼12時くらいから始まるので、その間は屋内練習場でリハビリを行っている選手のサポートや試合メンバー以外の選手のトレーニングを指導しています。試合が終わったあとは、野手にランニングメニューを提供し、その後は、ウエイトトレーニングルームにいる選手を指導して、全部終わるのが夜7時くらいです。それから自分のトレーニングをして帰ります。身体が資本なので、自分自身の体調管理やコンディショニング調整も仕事のうちです。

今は夢であり、目標だった世界にいるので、大変というよりも楽しいという気持ちのほうが大きいです。選手が直接、感謝の言葉を口にしてくれたり、ケガから復帰して活躍する姿を見るとやりがいになりますし、本当に嬉しいです。

私が中日ドラゴンズ所属のコンディショニングスタッフになれたのは、いろいろな方との出会いに恵まれたこと。そして、アメリカで取得したアスレチックトレーナーの資格だけでなく、柔道整復師の資格を取ったことです。両方の資格を持つコンディショニングスタッフは私だけなので、球団の中でも貴重な存在になっていると思います。今後は、このチームで新しい夢や目標を探しながら、自分の持っているものを最大限に提供していきたい。そして、さらに選手から信頼される存在に成長し、リーグ優勝に貢献することが目標です。

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本音で聞く、先輩インタビュー

米田柔整の受験を検討している方へのメッセージ

勉強する環境が整っているし、仲間たちも志が高い人が集まっているので刺激になります。厳しさの中にも、学生生活もエンジョイできる学校です。

こんなこと聞いちゃいました!

「収入面で満足していますか?」

億単位の年収がある選手とは比べられませんが、プロ野球球団のコンディショニングスタッフは、収入面でも夢を持っていいと思います。

水野 裕都さんの経歴

2005年
駒澤大学卒業
2006年
アメリカへ留学、フロリダ国際大学に編入
2010年
同大学院を卒業し、アスレチックトレーナーの資格取得
2012年
日本に帰国し、米田柔整専門学校に入学
2015年
卒業後、中日ドラゴンズのコンディショニングトレーナーに

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