MENU

【追加】第35回コミセミレポート

皆さん、こんにちは。コミセミ委員の片桐です。

今回も多くの卒業生、在校生の方に参加いただき第35回コミュニケーションセミナーが開催されました。

 

テーマを「スポーツ現場を支える、トレーナー活動の実践」として、馬越先生によるご講演

「競技団体との組織的活動の経験 ―リトルリーグ東海連盟に対して―」

 

そして奥村先生、平井先生、山内先生によるパネルディスカッション

「柔道整復師とスポーツ現場での関わりと可能性」

が行われました。

 

 

セミナー前の打ち合わせ

 

 

 

まずは副校長より馬越先生の紹介

 

馬越先生は柔道整復師の免許取得後、平成8年に日本体育協会公認アスレティックトレーナー取得

18年間さまざまな整形外科、医科学研究所に勤務され、特に外傷予防をライフワークのように進められ

中学高校のソフトボール、バスケットボール、豊田自動織機女子ソフトボール、西濃運輸サッカーなど

特に豊田自動織機ラグビー部では23年間サポートを続けられていました。

接骨院は平成13年に刈谷市で開業され、現在に至られています。

そして平成11年には岐阜アスレティックトレーナー研究会も立ち上げられ、ドクター、理学療法士をはじめ、中心メンバーとして活動もされていました。

 

 

トレーナー現場では柔道整復師として重要な外傷に遭遇できる貴重な時間である!

 

最初にラグビーでの外傷例をお話いただきました。かなりの重傷外傷を経験されています!

スポーツ現場で最初に処置するのはトレーナーであったり、柔道整復師が処置することが多い!

重要なことは初期判断、そして適切な医療機関へ紹介するフットワーク、人間関係が重要になってくるようです。

外傷に対して受け身的に対応しているのが現状。

しかしそれでは不十分ではないかと感じ、いかに外傷を予防するかということが重要ではないかと思っていたところに、ある研修会で学長米田實先生より

「これからは、予防医学である。上医はいまだ病まざるものの病を治し,中医は病まんとするものの病を治し,下医はすでに病みたる病を治す」

と教えていただき、方向性を定められたようです。

 

外傷を経験するだけではダメ!

我々は上医を目指すべき!

目指すことで本当の外傷予防ができる!

 

という考えのもと、岐阜アスレティックトレーナー研究会を立ち上げられました。

医師会、看護師、柔道整復師、鍼灸師協会、医療系養成校、岐阜体協会の方々で今後について同じテーブルで会議を行ったようです。

 

そしてリトルリーグ東海連盟でからだ向上プロジェクトの活動が始まったようです。

スローガンは「我々の子供達は、我々大人で守ろう!」

 

1.姿勢の見方、歩き方

2.足部アーチ機能とその見方

3.身体の触り方、ほぐし方

 

周囲の大人が、聞いて・触って・見つけて・教えて・競技の中止や継続の判断をしてあげなくてはいけない。

そして

 

・子供たちが安全にスポーツを楽しむ

・指導者・保護者とメディカルが共通言語、知識、技術を持つ

・親子の絆を深める

 

3つがリンクするように行っている。

しかし現場に新しい試みを定着させるには仕組みが必要である。

それに対しては「知識・時間・環境」をきちんと設定することで、必ず実行できるという考え方から、様々な活動を提供されています。

 

 

初期の活動(2003~2015)

・からだ向上プロジェクト(年2回開催)

①肩、肘 ②腰 ③膝 ④足、下腿 指導者・保護者に指導し、実技指導まで徹底

・健康管理係の設置

・小冊子の発行

・野球健康手帳の発行

 

AichATとの共催以降の活動(2015年秋~)

・からだ向上プロジェクト(年1回開催)

①本活動の意義(AT)

②野球に多いケガ・障害(Dr)

③集計報告(AT)

④健康セルフチェック(AT)

⑤ウォーミングアップ(AT)

・リトルリーガー育成プロジェクト

・野球健康手帳の発行(第2版)

・野球肘早期発見プロジェクト肘エコー検診制度

 

 

組織的活動が重要!でも簡単にはいかない!

そのためにやるべきことを表にて詳しく、わかりやすく説明いただきました!

これからどうしていくか!いかなければいけないか!

・東海連盟全体にもっと浸透させる

・子供たちが安全に野球を行える環境をつくる

そういった仕組み作りを行っていきたい。

そして

・日本リトルリーグ野球協会に取り上げてもらい、モデルとして全国に広めたい!

というのが大きな目標、ゴールとお話いただきました。

もちろん課題もありボランティアでは予算に限界、指導者の入れ替わり、子供の人口減少なども影響してくるため、考えなければいけないともお話いただきました。

そのような背景を十徳ナイフを例にして、分かりやすくお話いただきました。

粗悪品ではダメ!

必要とされるにはどうしたらいいか?

目的:子供たちのケガの予防

戦略:子供たちの周りの大人達が当事者となって各自出来ることを行う

戦術:共通言語、知識、言語を共有情報も共有

すべては愛着を持って感謝してお互いを思う

ということで締めくくられました。

この話はトレーナー現場だけでなく、日々の臨床に当てはまるお話でした。

局所をみるのではなく、広い視野で長期的に考えていかなければいけないことを再確認することができました。あっという間に時間は過ぎていきます!

 

 

 

10分間の休憩後、パネルディスカッションへ

テーマ:柔道整復師とスポーツ現場での関わりと可能性として奥村先生、平井先生、山内先生、アドバイザーとして馬越先生でディスカッションを行っていただきました。

 

 

まずはボールゲームの分類と競技特性を説明いただきました。

そして活動紹介をしていただきました。

 

山内先生(47S卒)

希望ヶ丘接骨院院長

トレーナー活動は名古屋高校ラグビー部

 

平井先生(45A卒)

ご実家の接骨院に勤務

トレーナー活動は千種高校バスケットボール部、愛知県選抜中学バスケットボールチーム、

全国ジュニア選手権会場トレーナー

 

奥村先生(42S卒)

おくむら接骨院院長

米田柔整非常勤講師

トレーナー活動は愛知高校ハンドボール部、中部電力ボート部

 

奥村先生の進行でディスカッションが進められました。

 

 

①問題点、課題

平井:選手間での指導した内容の浸透率の違い。指導者の認識の違い。

山内:脳震盪を軽くみている選手。選手への外傷に対する教育の必要性

 

②重傷度に対する啓蒙活動

平井:女子バスケのACL損傷に関して、なかなか予防できていない

山内:選手が隠さない環境をつくる治療者としてしっかりした意見を述べる

馬越:指導者に医学的な知識、捉え方などを中立的な立場で対応する管理者責任が問われている時代であるという意識を持つこと、持たせることが重要

 

③指導者にたいして出来る課題

平井:セルフケア、練習前後にどうしたら良いのかなど、コンディショニングなど指導者が行えると良い。選手が指導者には言えないことを、話してくれるコミュニケーションをとれる人が必要と感じている

山内:安全管理の徹底管理の必要性を感じている

 

④体育を専門にしている先生、専門にしていない先生では温度差があるが、その場合はどうしているか

平井:専門外の先生には根本的な体の使い方から伝えている。ここでもコミュニケーションが重要と感じている

山内:他科目の先生の方が興味深く聞いてくれる印象がある。常にコミュニケーションが重要と感じている

 

⑤理解が得られない場合はどこまで踏み込んでいいのか?

平井:出来る範囲を決めて説明している。

山内:関係性次第だと思う。

 

 

まだまだ聴きたいことがたくさんありましたが、ここまでで時間が来てしまい終了となりました。

最後に参加者へメッセージ

 

平井:トレーナー活動は周りのサポートを得ながら行えるので、最初の一歩を踏み出してほしい。

山内:メディカルスタッフ、柔整の立ち位置をつくることが必要で、皆さんと一緒に行っていきたい。

馬越:PTは集団組織として活動。柔整はドクターなど組織集団をもっと作ったほうが良い。米田柔整として研究会を立ち上げてほしい。

 

学長より:

参加して良かったです。柔整師に予防が求められる時代が来ていると感じている。

トレーナー活動をしている柔整が減っているということであるが、

活路もあると感じている。厳しい中で本質にかえって考えることが大事。

子供たちに本当の意味でスポーツの楽しさ、親子のコミュニケーションの重要性を伝えることが大事である。

本当に有意義な時間でした。活躍している先生方の話は良かった。

まだまだやれるとはたくさんあると感じています。

 

 

毎回、有意義な時間をこのセミナーを通じて過ごさせていただいています。

長年、馬越先生がトレーナー現場で経験されてきたお話は、一つ一つに重みがあり、

これからどのように考え、行動して、どこを目指していけばいいのか、個人、組織的にどうしていけばいいのか考えました。

参加された皆様も色々思いが駆け巡ったのではないでしょうか。

コミセミも今回でもう35回!平成19年に始まり13年目に入りました!

私の中では、まだ35回!という思いです。

これからまだまだ、卒業生の皆様に何が提供できるのか、時代背景、医療界の流れを感じつつ、その時々にあった話題を提供していきます。

 

馬越先生はじめ奥村先生、平井先生、山内先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。

次回は令和元年9月8日(日)を予定しています。詳しくは8月の案内で詳しくお知らせしますのでお待ちください。

 

それではまた9月にお会いしましょう。

 

 

-おまけ-

セミナー後、軽食を取りながら情報交換会を行いました!

大塚製薬さんからのプレゼンもあり、大いに盛り上がりました!

セミナー内で馬越先生より提案がありました「米田柔整として研究会を立ち上げて欲しい」と卒業生の皆様からもお声がありましたので、立ち上げました!

いま準備中ですので、楽しみにしていてください!

 

米田柔整のブログ

月別アーカイブ

  • 学校説明会
  • 動画で見る学校説明会
  • YONEDAだからできる卒後の医接連携

情報公開

やわら版

資料請求

動画で見る学校説明会

学校見学・個別相談

米田柔整になる

動画で見る米田柔整

米田柔整ブログ

Twitterページへ
Facebookページへ
Instagramページへ
Top