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柔道アーカイブス 初心者の女子の柔道を楽しみ方

今年度は、通常講義は、もちろんのこと、柔道に関してもまったく触れることができない状況です。

 

そんな中、米田柔整専門学校の柔道の講義などの雰囲気を少しでも

新入生に知ってもらえたらと思い、以前、女子の学生へのインタビュー記事を

再度掲載いたします。

 

 

また、この内容は、米田實学長の新刊書籍、『JUDO! IMPACT』にも収録されています!

 

 

(間下純奈さん、清水美雪さん)
第55期昼間部卒・当時3年生

― 校内柔道大会お疲れさまでした。どうでしたか。

清水 最優秀賞を逃して、すごく悔しかったです。

間下 同じクラスの男子ペア(取:椎原悠達、受:柴田敬大)が最優秀賞ということで、同じクラスだから練習も一緒にやっていて、表彰式で結果が発表されたときに、すぐに涙が出てきました。

― トップのペアとは、1点差だったんですね。

清水 あとからそれを聞きました。1点差って聞いて、あとからこうしとけば良かった、ああしとけばよかったって色々と頭の中で駆け巡りました。

間下 本当にあと少しのところで。

― 微妙な差でした。これほどの僅差は形の審査をやるようになってから初めてです。

清水 いろんな先生から、表彰式のあとや、学校で、良かったって言われて、それでまた、余計に泣けてきました。先生方やみんなが優しくて。

― 直前には、形のスペシャリストの神谷・柘植両先生(S3の柔道講義担当で、昨年度全日本3位・全日本強化Aランクのペア)から時間を取って指導してもらえました。

清水 神谷先生、柘植先生から、細かいところまでご指導いただき、感謝申しあげます。まずは、受身が出来ていないことに気づかされました。三年生になって、もう出来ているつもりが、そうではなかったです。受身を取ったときに音が違います。きちんと受身をすると音が綺麗に鳴ることがよく分かりました。

間下 摺り足が大変でした。これも出来ているつもりでしたが、自然と足の指先が畳から離れていました。そこを修正していき、礼法なども細かいところまで見直して。本当に貴重なお時間でした。ありがとうございました。

― そして、本番を迎えて・・・。
素晴らしい形の演武でした。
柔道初心者で入学してきた女性がここまで出来るようになったことに素晴らしいことだと思いました。
もちろん、S3の三保さん、野田さんのペアも含めて。

清水 入学して、最初の柔道の授業で回転運動やったときに後転ができないくらいでした。

間下 わたしは、前転も後転もまったく出来ませんでした。それまで、まったく運動をやっていませんでした。

― 前転も出来なかったのですね。
でも、その当時、このレベルの女性たちにどうやって、教えたらいいんだろうかと、悩んだことはよく覚えています。

間下 最初、恐怖でいっぱいでした。柔道だけでなく運動をしてなかったので。身体を動かすこと自体も恐怖でした。

清水 学校説明会などでも、かなり質問して、聞いてはいましたが、やはり柔道の授業まで不安しかありませんでした。

― 柔道は、球技と違って、楽しさが伝わりにくくて、入口が大変です。
こちらも学校説明会などを通して、かなり現役の学生などから詳しい説明はしているんですが。なかなか、実際にやってもらうまではむずかしいですね。我々の課題でもあります。

清水 最初に投の形を始めたのが、一年生の夏休み前の授業で、有段者がやっているのを見て、こんなこと出来るわけがないって思いました。

間下 人を肩の上に乗せるなんて、そんな力があるわけないと思っていました。(投の形の手技の3つ目の肩車のこと)
先生方が、こうやったら簡単に持ち上げることができるよって解説して
くれました。

清水 でも、そんなに簡単じゃないですって心の中で思っていました。(笑)

間下 そうそう。(笑)
だからこそ、出来たときの嬉しさはありましたけど。

― そんな状態から、一年生の終わりには、全員が肩車でしっかりと投げるようになりました。採点しながら、感動したことを覚えています。

清水 やっていくうちに、先生方がどうやったら、力だけじゃなくて、身体の使い方次第で、相手が軽く感じるということが分かってきました。

間下 男子だと、筋力で持ちあがるけど、女子だとそうもいかないので、きちんとした身体の使い方を覚えないといけなくて。それが大変でした。

― それはありますね。男子だと肩車をスクワットみたいに筋力だけで、相手をあげる人も最初は多く見られますね。そこを女性はきちんとした理合が出来てないとあげることが出来ない。

間下 男子がうらやましく思えました。

― でも。女性が出来た場合、結果としてきちんとした形になるので、筋力であげている男性よりも綺麗な技になる傾向はあります。このあたりのお話は、確か嘉納治五郎先生の著書にもあったと思います。柔道は筋力を使わない女性の技の方が理想的だと。

清水 形もうちのクラスでは女子の方が楽しんでやっています。

― どのあたりが女性が楽しめる要素になっているのか。わたくしも知りたいところです。

間下 こんなの絶対に出来ないってことが出来るようになるのが楽しいです。

清水 どうやったら、出来るかみんなで相談したりするのも楽しいんです。
ああしたらいい。こうしたらいい。って。

間下 そうそう。相談して、やってみて、また一つの動きが出来るようになって。

― 男子は、出来るかどうか結果だけを見る傾向がありますね。過程を楽しむ女子ならではの感想ですね。そう考えると、形は女性向きなのかもしれませんね。

清水 あと礼法とかも、左足から前に出て、右足から下がるとか、日常にないので、なかなか出来ないです。きちんと揃うと綺麗ですが、身体に染み込ませるのがなかなか大変でした。

間下 あと摺り足や体捌きも大変です。

― 柔道を幼い頃からやってきた我々からすると当たり前のことが当り前じゃないということですね。

清水 いろいろ苦労しましたが、形だけでなく、実戦の投げる稽古でも、間下さんが受身がうまくて助かりました。

間下 わたし投げられることが好きなんです。

― えっ。

間下 最初の頃は、もちろん痛くて怖かったですけど。いまは全然痛くないし、いろんな人のいろんな技で投げられると面白いです。

― よく間下さんが、投げられる光景を見るけど、あれは嫌々じゃなくて、むしろ自分からだったのですね。

間下 アトラクションのような気分です。

清水 わたしには、それ分かりません。(笑)

― でも、それだけ受身がうまくなって自信もついてきたとういことですね。そういうことにしておきましょう。ほかに柔道で感じたことなどはありますか。

清水 柔道には、いろんな勝ち方があって、投げが得意じゃなかったら、固技の絞技や関節技で勝つこともできる。そういったところは魅力です。

― 運動神経がなくても、いろんな勝ち方があるし、努力次第で誰でも強くなれるということをわたくしの大学の先輩がよく言っていました。

間下 だから、運動してなかったわたしでも何とかなったのでしょうか。

― お二人は、一年生の頃から、午前に時間が空いたりしたときによく道場で稽古したり努力もしていましたから。

間下 とにかく、覚えるために、必死でした。

清水 そうです。みんなより出来ない分・・・。

― そうして、時間を掛けて努力した分だけ、すぐに出来た人を上回ることができたのでしょう。ところで、二人とも、三年生なので、柔道も一区切りになりますね。

清水 卒業してからも柔道を楽しみながら、やりたいですね。

間下 わたしも続けたいです。投げられるの、楽しいですもん。

― 柔道が好きな初心者の大人の女性を受け入れる受け皿がなかなかないのが、柔道界の課題でもあると思います。米田柔整でそのあたりが出来るといいと思っております。

間下 卒業してからも米田柔整の道場で、練習が出来ればと思っています。

― まずは、月1回程度でも、特練の土曜日の稽古時間などを利用して、柔道の輪を広げていきたいと思います。

清水 強くならなくてもいいってわけではなんですけど、楽しく柔道をやっていきたいです。

間下 せっかく米田柔整で始めたので、続けたいと思う人も多いと思います。

― そうですね。柔道の楽しさをこれからも伝えていきたいですね。

きょうは、ありがとうございました。

二人 こちらこそ、ありがとうございました。

 

《平成27年10月9日収録 聞き手:吉田剛章》

 

 

 

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